初めてらんちゅうという金魚を見た時その不恰好さに唖然とした。
ぼってりと丸みを帯びた体で重たそうに水槽の中をゆらゆらと泳ぐらんちゅうのその頭は、まるでじゃがいものようにデコボコしている。だが、眺めていると何とも言えないおだやかな気持ちになってきて、次第に情がわいてくる。
そんならんちゅうをこよなく愛する愛好家は日本全国に存在するというのにもうなづける。水島らんちゅうは、日らん全国大会で大活躍のらんちゅう王国岡山から作出され、地元岡山の愛好家同士でも簡単には手に入らない。
そんな貴重な水島らんちゅうがインターネットで販売されている。品評会で受賞を狙うなら、一匹あたり数万円する岡山系最高峰クラスの系統魚がおすすめ。鑑賞用なら数匹で数千円の水島らんちゅうで、ぽってり感に癒されよう。


